年末の総括とご挨拶

いよいよ2013年も終わろうとしています。
今年は、いなべ動物病院にとって開業の年であり、
どうやって軌道に乗せていくか、
患者さんに来ていただけるか、

不安と期待の中がんばってきて、
気がついたら終わっていた感じです。

全く何もない状態から
スタッフに支えられて、
おかげさまで、多くの患者さんにご来院いただき、
まだまだではありますが、動物病院として軌道に乗ってきたので、
この年末の機会に、
自分なりの総括をしてみようと思います

 

質の良い診察とは何か

自分の理想の動物病院とは?

と、生意気にもわりとよく考えます。

自分の理想の診察とは、
やはり、飼い主さんの不安をよく聞いて、
動物をよく見て、
筋道をたてた診察プランを話し、
許可いただける検査をし、
だからこの治療とこの治療をお勧めしますが、、

と常に対話をする中で、
納得していただける診察ではないのかな と思います

ですが、
言うだけなら立派なことは言えますが、
実際やってみると、それには時間がかかります。

初めて会う飼い主さんに、
信頼していただくための時間

必要な検査の説明と、検査そのものの時間

病気の説明と、今後の予定、
ご自宅での注意点と、起こりうるリスクと、、、

僕の師匠が以前、
「獣医1人の病院でそのやり方だと、
いつか手に余る時が来る」
とおっしゃっていましたが、

もうすでにいっぱいいっぱいになる時があります。

4月開業以来、すでにたくさんの患者さんに来ていただき、
多い時には、1時間以上もお待たせしてしまう日もありました。

結局のところそうなってくると、
お待たせしていることが気になってしまい、
目の前の患者さんに対して、
言わなければいけないことを早口でまくし立てるような診察になってしまい、

結果、対話とは程遠い
一方通行の診察になったことを
夜反省する日もあります

たいていの場合、そうなってしまうと、
その患者さんはもう来ていただけなくなってしまうのですが。。。

桑名市で開業してみえる先生と
お酒の席で話をしていたら、
「1日30件でも慣れればちゃんとやれるよぉ」
とご機嫌にアドバイスいただけましたが、
まだまだそのレベルに無いようです。

以前にも、反省の夜を過ごし、

「神様 もう少し1日の診察件数を抑え目にお願いします」

と言ったら、

その後3日くらい、
信じられないくらい誰も来ていただけない日が続きました

もう二度と言いません

すべての診察に納得していただけるように
工夫してがんばろうと思います

 

そういえば勤務医時代に
よく診察させていただいていた患者さんが、
「今日も7割雑談だった」
と受付に言い残して帰られた と
後で教えてもらったことを思い出します

そうだ

雑談をやめよう

来年の目標はそれだ

 

なにはともあれ、今年一年無事過ごすことができ、
スタッフの皆さん、
急な手術で夜中に何度も呼び寄せた後輩の獣医さん
信頼していただいた患者さん達

本当にありがとうございました。

そしてご清聴ありがとうございました

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