渋滞解消

新着情報の方でもご案内しましたが、
ワタクシのノロノロ診察の渋滞解消のため、
4月から久野獣医師と、看護師として伊藤さん、紀平さん
合計3人の新人がいなべ動物病院に来てくれます。

看護師の伊藤さん、紀平さんについては、
3月から手伝いに来てくれてますので、
皆様の中には、すでに見たことのある方もいらっしゃると思います。

まだまだ仕事も不慣れで、
ご迷惑をおかけしていますが、
2人とも一生懸命に働いてくれていますし、
動物病院が混み合う4,5,6月に備えて
学校卒業後の休息を返上して3月から来てくれたことに
僕としては感謝感謝でいます。

この3か月満仲さんに大変な苦労をかけた代わりに、
満仲さん自身も、僕の期待を越えて成長してくれました。
伊藤さん、紀平さんのおかげで彼女の負担を少し減らせると思うと
雇い主としても一安心です。

また、久野獣医師については
元々一緒に働いてましたので、
特になんの心配もしてません。

いなべ動物病院に慣れ次第
馬車馬のように働いてくれるでしょう。

不安な点といえば、

ワタクシ自らが起こしていた渋滞解消のために
これだけの人数を抱える病院になったことで、
人件費につぶされる悪夢を見続けている僕の体調面ですかね

以前も「院長の一言」で書いたことがありますが、
僕の最終的な目標といいますか、理想の病院は
獣医師2人 看護師3,4人
と考えていました。
急患の対応をする想定をしても、人数がそろってる方がやりやすいですし。
ただ、誰でも良いわけではなくて、
僕の考え方を可能な限り理解して体現してくれるスタッフを
と思っていて、

そのための勤務医は、久野先生しかいないと考えていました。

「一目見た時から決めてました」
みたいなテンションではないです。
書いてて気色悪くなってきたので一応訂正です。

彼は僕が知る限り、もっとも慎重な獣医師です

特に、若手の獣医という人たちは
「ガンガンタイプ」か「こわがりタイプ」に分かれるように思います
こんなこと書いたら多方面から怒られそうですが、
あくまで僕のホームページで僕のつぶやき的なもんなんで
ほっといてください

「ガンガンンタイプ」は、基本的に優秀な人に多いです。
新しい手技や、患者さんを助けるためにハイリターンの方法を迷わず選ぶタイプです。
それがベストなんだから、怖がってる場合じゃなくガンガンいけるタイプ という偏見です。
僕は、、、 いや僕だって若手に入りますよ?何か?
僕は残念ながら(?)「こわがりタイプ」です。
「こわがりタイプ」はローリスクを好みます。
何かをする時には、必ずそれに伴うリスクを重視します。

もちろんどの獣医さんもリスクは重視しながら治療するものですが、
僕はその重視具合が激しいということです。

つまり、僕の理想の病院で働く勤務医は、
慎重な、石橋を叩いて渡るタイプでないと
目が離せれないということですね。

その点、彼は、
石橋を叩いて、ぶっ叩いて、踏んで、焼いて、煮てみて、
それでも渡れそうなら渡ってみるタイプ に見えます。
彼の結婚式にお呼ばれした際、
当時の彼の上司の方も同じような印象を言ってみえたので
たぶんそうなんでしょう。

そういう印象をもっていたので、
2年前開業する時に、
「いつでも待ってるからな」
とツバをつけておきました。

大きな手術をやる時には、ちょいちょい呼んで
麻酔医として手伝ってもらっていたんですが、
その度に
「どうだ?そろそろ?」
とツバを飛ばし続けました。

そうしておけば、
開業5年くらいして、
多額の借金のうちの5年ローン分が終わるあたりで
運が良ければ来てくれるかもしんない

と淡い期待を持っていたからなんですが、、、

早い!
早すぎる!!

まだローン全部残ってるのに!!!

ツバでベッチャベチャになった彼が
「お世話になります」
と言ったときに
喜び大半、ごく一部そう思ったことは彼には内緒です。

とはいえ、
これで渋滞解消と、
さらに外来時間中の急患の対応に強くなったことは
大変喜ばしいことで
予定よりだいぶ早いですが、いなべ動物病院としての理想がかないつつあります。

慎重な久野先生と
慎重な満仲さんに育てられて、
慎重な伊藤さんと慎重な紀平さんが育てば
もう思い残すことはありませんな こりゃ

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