クララ

たいようの後を追うかのように、
クララまで12月8日に亡くなりました。

肺炎をおこし、その後2回呼吸停止を起こしましたが、
なんとか蘇生に答えてくれました。
最後は、僕自身
もう十分がんばったから、もういい
と思い始めた矢先に、
ICU内で、とても静かに亡くなりました。

クララは未熟児でした。

生まれてから数か月、立つこともできなかったので
「クララが立った!」
と言いたいために、クララと名付けました。
正直、立って、歩いて、こんなに生きてくれるとは
当時は思ってもみませんでした。

元々は僕の修行先の病院に住んでいましたが、
嫁と結婚した時に、引き取りました。

たいようは、僕にとって
「嫁の実家の子」という印象が強かったですが、
クララは、子供ができる前の僕達夫婦にとっては、
「長女」でした。

結婚して住んでいた狭いアパートで、
必死に布団の上を歩いて寄ってきてくれたこと
買ったばかりの絨毯のあちこちに
生暖かいおもらしをして、尻尾をぶんぶん振っていたこと
散歩してみようとしてアスファルトに降ろすと
興奮しすぎて、肉球から血が出てしまったこと
自分の水をカネコに飲まれてるのに
怖くて震えていたこと

こんな子は他にいないと思えるほど
可愛い子でした。

あまりに急に調子を崩したので、
もっと遊んであげればよかったとか、
もっと美味しいものを食べさせてあげたかったとか
正直今は後悔しかありません

動物の一生というのは、とても短く
「もう少し仕事が暇になったら遊んであげるから」
「子供が大きくなって、手が離れたら遊んであげるから」
「もう少ししたら、、、、
いくらそう思っていても
亡くなってしまった後思うのは、
飼い主としての後悔ばかりです。
生き物を飼うことの責任の重さと、亡くなった後の悲しさが
ただただ身にしみます。

クララは、僕達夫婦に
たくさんの喜びや癒しをくれましたが、
そのほとんどを恩返しできないまま
見送ってしまったような。。。

立て続けに逝かれるとさすがに凹んで
なかなか気持ちが整理できないものですが、
それでも気が付けばもう半月

今年のクリスマスケーキを
一緒に食べれなかったことも。

悔いは増える一方ですね。

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