フィラリア予防薬の投与期間について
3月も半分過ぎ、
すでにフィラリア予防薬をお渡しした患者様には
お伝えしましたが、
昨今の温暖化の影響を受け
従来5月末~11月末までの7回投与で対応していただいていたフィラリア予防を
今年から「12月末までの8回投与を推奨」に変更させていただきます。
(ご存知の方も多いですが、他の動物病院ではすでに12月までの投与
もしくは、1年中投与が主流です)
フィラリアの予防薬は、
「予防薬」というより「駆虫薬」ですので、
蚊に刺されて、体内に入ってきた小さい虫(フィラリア)を殺すことで、
虫が大きくなるのを防ぐ(予防する)という薬です。
虫が大きくなってしまうと、血管や心臓の中にデカい虫が存在することになり、
それはもう危険です。
「最後のフィラリア予防薬投与」より後に、蚊に刺されると
入ってきたフィラリアを殺す事ができず、
翌年までに虫がでっかくなってしまうわけです。
最近、、、12月入ってからも
まあまあ暖かい日、ありますよね
と、いうことで
12月の末で最後の投薬(駆虫)をしておけば
さすがに1月は蚊はいないはず。
この、異常な物価上昇の中、
更に1ヶ月分の予防費用がかかってしまうことは
大変心苦しいのですが、
まじめに予防をしていただいたのに、感染してしまうことだけは
絶対に避けなければいけませんので
ご理解をいただければと思います。